寒さ対策
さて、皆様、寒い日が続いていますが゛いかがお過ごしですか?
この季節は、ヒトのインフルエンザ同様、イヌもネコも呼吸器の感染症が多く見受けられます。寒さには、比較的強い動物ですが、高齢や幼弱の子達は感染すると肺炎を併発して、重篤な症状に陥ることも少なくありません。予防接種はもちろんのこと、暖かい部屋から急に冷たい外に出て激しい運動をさせると、呼吸器にはかなりの負担がかかりますので、散歩に出る際は暖かい日中にするか、徐々に外部気温に慣れさせてからペースを上げるように心がけてください。
2011年8月のコラムみなさんは「地域猫」活動という言葉を聞いたことがありますか?
地域猫とは「特定の所有者がいない猫で、かつその猫が住み着く地域の猫好きな複数の住民たちの協力によって世話をされ、適切に管理されている猫」と定義されています。この適切に管理されているか否かが「野良猫」との大きな違いになります。
実際は以下のような管理がされているようです。
1.個体数を増やさないよう避妊去勢を行う(手術した印として耳の先端にV字カットする)
2.健康管理を行い、伝染病や寄生虫の蔓延を防ぐ
3.公共の場所など、糞の処理を行う
4.寝床や給餌場所を決め、それ以外の場所でむやみに食事を与えない
このような管理をすることで、糞尿問題や発情期の鳴き声、喧嘩、敷地を荒らすなどのトラブル防止につながります。この活動を通して最終的にはその地域の人と猫とが共存できる社会づくりが期待されています。
しかしながら、この活動には自治体および地域住民全員の理解と協力が必要で、まだまだ解決しなければいけない点があり地域によって対応はさまざまだそうです。
ちなみに富士市では野良猫の個体数管理の一環として、数年前から猫の不妊手術に対して助成金制度が施行されていて、野良猫の減少にある一定の効果が出ているようです。
私個人としては、この「地域猫活動は動物愛護と野良猫のトラブル防止の双方に効果のあるものと考えており、ぜひ人と猫とがうまく共存できる社会が構築されればいいなと思います。
みなさんも家の周りに耳の先がV字にカットされた猫を見かけたら、「地域猫」かもしれないので温かく見守ってください。(獣医師 渡辺)
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こんにちは。獣医師の杉山です。