今月のコラム

フィラリア予防は最後が肝心  ⁄2008年05月01日

フィラリア予防 こんにちは、獣医師の渡辺です。だいぶ暖かい日が多くなり、過ごしやすくなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて、今月からフィラリア予防が始まります。そこで今回はフィラリア予防について話します。フィラリアについてはご存知の方も多いと思われますが、予防に関しては十分な理解がされないまま実施されていることが意外に多いので、これを機に理解を深め、今年の予防も万全にしていただければと思います。

1.    室内犬の予防
室内にも蚊は侵入してきますし、蚊取線香しても人と同様蚊に刺されフィラリア感染の危険がありますので、室内犬でも予防は必要です
。蚊を防ぐことより刺されても大丈夫なようにすることがポイントです。

2.    予防は最後が肝心
よく夏が過ぎて蚊が少なくなってくると予防を止めてしまう方がいますが、これは大きな間違いです。
フィラリア予防は蚊が完全に見られなくなってから1ヶ月後まで行うということが大事なのです。

これは、予防薬の殺虫効果がフィラリア子虫に限られている為です。フィラリア子虫は蚊に刺され犬の体内に入ると60日足らずで成長してしまい予防薬が効かなくなってしまうので、その前に駆虫が必要となるわけです。
また、予防薬の効果は持続性ではないので、投薬後に蚊に刺され、感染したフィラリア子虫は成長し心臓に寄生してしまいます。そのため、『フィラリア予防は蚊が完全に見られなくなってから1ヶ月後まで行う』ことが大事なのです。
ちなみに、静岡県東部の予防期間は毎年5月から12月までとなっています。

フィラリア症は一度かかると命に関わる怖い病気ですが、適切な予防を行えば100%防ぐことが出来るので、是非完璧な予防をしてあげてください。

なお、フィラリア予防の詳細については当院ホームページ「犬の健康管理について」を参照にしてください。

ノミ&ダニは、フロントラインで予防を。  ⁄2008年04月01日

ノミ&ダニは、フロントラインで予防を。 こんにちは。獣医師の飯島です。 桜も咲き春めいてきました。そろそろノミ&ダニの発生するシーズンになります。
最近はフロントラインが普及したお陰でノミアレルギーなどはかなり減りました。しかしここ数年、草ダニが異常繁殖しているように思われます。室内飼いのワンコにも散歩中にダニに寄生されている事があります。おそらく今までダニのいなかった散歩コースにも増殖しているのでしょう。
ダニはノミのようにピョンピョンと飛んだりせず、草むらで息を潜め、動物が通るのを待ち構えていて、体毛がダニに触れた際に動物へと移ります。
よって最も多く寄生される部位は頭部です。ダニが寄生し吸血すると痒がる以外に病原体を媒介する心配もあるので予防が大切です。イボのようなものが頭部についていると飼主さんの中には手でダニを取っている方もいるようですが、決して無理に引っ張らずにお早めにご来院ください。
フロントラインで是非、予防をしてあげましょう。
フロントラインプラス
※「フロントラインプラス」は、メリアルの登録商標です。
※製品内容は予告なく変更となる場合があります。製品内容(条件)の詳細に関しましては必ずメリアル・ジャパンのパンフレットまたはホームページにてご確認ください。

 

「目」の病気に気をつけましょう。  ⁄2008年03月01日

3gatu.jpg みなさん、こんにちは。獣医師の杉山です。
2/26は、午後から眼科診療日でした。担当の小野先生には6年間お世話になっています。

一言で「目」の病気といっても多くの病気があります。「目やにが出る」といって来院される方が多くみられますが、その原因は眼球やその周りの粘膜、そしてまぶたなど、いろいろなケースがあります。
それらを的確に判断、治療するには、多くの知識と熟練した技術が要求されます。また、眼科の病気は他の病気にくらべて長期に渡る治療と経過観察が必要なケースが多いように見受けられます。ですから異常に気付かれたら早めの来院をお願いいたします。
特に目の大きなシーズー・パグなどの犬種はこれらの病気の好発犬種ですので注意が必要です。また、猫ではウイルス感染において「目やに」を直すことが困難になるケースもありますので、予防の一環として1年に一度、ワクチンを接種しましょう

小野先生は月に一度午後の2時から6時30分まで30分間隔で予約を承っています。当院の患者様で眼科診察をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。なお、詳しい日程や予約状況につきましては当院ホームページメニューの「専門診療スケジュール」をご覧ください。
暦の上では春ですが、またまだ寒い日が続きますので大切な家族の健康管理をお願いします。

この子は人間でいうと何才?

犬年齢 こんにちは。獣医師の石井です。
毎日寒い日が続きますね。冷え症の私にとってはこの寒さはとてもつらく、朝起きるのが大変です。この時期は肌も乾燥し、年齢による衰えも感じてしまう今日この頃です。
今回のコラムは何にしようかな~っと色々考えた結果、年齢についてお話ししたいと思います。

よく飼主さんから「この子は人間でいうと何才?」と質問されます。
そこでだいたいの計算をお教えします。
ワンちゃんもネコちゃんも1才になると人間でいう約20才に相当します。2才以降は約4才ずつ年を重ねていきます。そうすると2才は24才、3才は28才ということになりますね。10才になると56才です。
ただし、ワンちゃんの場合は大きさによって年のとりかたが随分違います。大型犬は年をとるのが早く、10才になると人間の65才くらいになると思ってください。

この計算は目安なので、人間でも若くても老けている人や年をとっても若々しい人もいるように、動物も運動量や日々の生活習慣、食事、予防などによって年のとりかたはかなり違います。
ただ彼らは私たち人間よりもはるかに早く一生を終えてしまうので、少しでも長生きしてもらって一緒に時間を過ごしたいものです。
そのためには日ごろから彼らの行動をよく観察し、ワクチン、フィラリア予防など、しっかり続けてあげたいものですね。

ちなみに私の年齢を計算してみました。5才でした・・・。なんだ、まだまだ若いじゃん、と自分を励ましてみました。年を重ねてもいつまでも健康で若々しくありたいですね。

獣医師 石井

新年、尿のトラブルに気をつけましょう。  ⁄2008年01月01日

謹賀新年 新年明けましておめでとうございます。みなさんのワンちゃんネコちゃんにとって、今年一年もよい年になることを願っています。
さて、今回のテーマは尿のトラブルについてです。
sirasu-koramu.jpg 実は、先日我が家のネコ(しらすくん2歳♂)がトイレに何度も行くようになり。トイレを見てみると赤みがかった尿が!!急いで、尿検査をしてみると…ありました、尿結石が。
どうやら、尿結石が原因で膀胱炎を起こしていたようです。

このように寒い時期は膀胱炎など泌尿器関係の病気が多発します。原因は様々ですが、飲水量の低下が影響しているようです。犬猫性別関わらず注意が必要ですが、特に雄のネコちゃんは気をつけてください。雄ネコの尿道は構造的にかなり細いため、尿結石ができると尿道が詰まりやすく、完全に詰まると急性の腎不全となりひどい子は亡くなってしまいます。
この病気の典型的な症状は、何度もトイレに行く(頻尿)血尿尿の出が悪い、などですので、このような症状が見られたら早めに来院ください。もし、尿結石が出来てしまっても、初期の段階であれば結石を溶かす処方食などがありますのでご相談ください。

ちなみに我が家の愛猫しらすくん、今は結石予防の処方食を食べて気持ちよくオシッコを出しています。

獣医師 渡辺

クリスマス、年末年始「誤飲」に注意しましょう!

12コラムポスター 暖冬とはいえ、師走に入り急に冬らしく寒くなりました。これからの年末年始はクリスマスからお正月と、楽しみなイベントが盛り沢山です。しかし、私たちスタッフは変わったものを食べてしまう「誤食」の最も心配な時期でもあります。

ついついにぎやかなイベントに便乗し、本来食べ慣れない物を口にして胃腸炎(消化不良)を起こしたり、骨や串などを飲み込んでしまいや胃や腸に引っかかったり、また、鍋には不可欠なネギ類、ケーキには欠かせないチョコレートなどの大量接種による中毒など…。毎年、この時期はどうしても憂鬱になってしまいます。

軽い症状であれば1回の通院で改善するのですが、症状によっては長期入院になったり、手術が適応になったり、生命の危機にかかわることもあります。
他の病気と違い、「誤食」は飼主さまの注意で予防できるのです。素適な年末年始を過ごせるように大切な家族の健康には十分に気を付けてあげてください。飯島でした。

低温火傷(やけど)に気をつけてください。  ⁄2007年11月06日

低温やけど注意 皆さん、こんにちは。獣医師の杉山です。
急に朝夕は涼しくなってきました。 ワンコたちは、嫌いな季節、夏を越して「食欲の秋」まっただ中です。

毎月、多くのワンコ達がフィラリア予防で体重を測りに来院されますが、ほとんどの子が10月から微増しています。私も自分の体型上、説得力に欠けますが肥満は万病の元です。体重管理には十分気遣ってあげて欲しいものです。
また、この季節から多い事故は暖房器具にまつわるものです。最も多いものは低温火傷(やけど)です・・・・・

室内で過ごす動物達は寒くなると暖かい場所を好みま す。留守番の際にはホットカーペットを使用されるケースが最も多いかと思いますが、伏せたときに床に付く胸の部分に赤みや脱毛がみられます。また、高齢の 場合は温度の感覚が鈍くなりますので、さらなる注意が必要です。
(逆に寒い場所に放置すると低体温症に陥ります。)


予防としては温度設定を少し下げ、カー ペットの上にカバー等を敷いてあげると良いでしょう。ただしカバーは不衛生にするとイエダニが発生し、皮膚病の一因を招くこととなりますので、クリーニン グ等で常に衛生的に保ってください。

そしてもう一つ気をつけていただきたいのが感電です。

ワンコはどういうわけか電気コタツやホットカーペットのコードが大好きです。目を放したすきにコード やコンセントをかじってショートし、口の中に火傷を負う子達がこれから春先にかけて後を絶ちません。火傷だけで済めば良いのですが、電気ショックから肺水 腫といって呼吸不全によって生命の危機に関わる場合もありますのでコードやコンセントは普段から目の届かないように工夫するなど十分な注意が必要です。

今年は、例年になくノミ・ダニの猛威が!ご注意を!  ⁄2007年10月01日

ノミ・ダニ注意 こんにちは。獣医師の杉山です。当月より処方食フードが1割ほど値上げとなります。
皆様には、ご負担ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありません。ポイントカードを発行し、少しでも還元できるよう努めますのでご理解賜りますよう、お願いいたします。

さて、季節はすっかり秋ですが今年はご存知の通り異常気象で、まだまだ暑い日が続くようです。くれぐれも熱中症にはご注意ください。
また、今年は例年になくノミ・ダニ達も猛威を振るっています。大切な家族のために予防はしっかりしてあげてください。

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「肥満について」太らせすぎに注意しましょう  ⁄2007年09月01日

肥満に注意 こんにちは。獣医師の石井です。
9月に入りましたがまだまだ暑い日が続いていますね。
今回は「肥満」についてお話しようと思います。最近、来院するワンちゃんネコちゃんを見ると太っている子がとても多いのです。そう、腰のくびれが無いのです。その理由としては

①食欲旺盛
②間食をもらっている

(人間が食べているものをもらう、ジャーキーなどのおやつ)
③運動不足
④避妊・去勢手術を受けたことにより、食欲が増した


など色々ですが、共通して言えるのは過剰にカロリーを摂取しているということですね。

特に多いのは②です。飼い主様がやめられない場合が多く、「欲しがるからつい…」「お父さんが内緒でいろいろあげてしまう…」などお悩みの相談をよく受けます。
もちろん間食を止めれば痩せると思いますが、これが飼い主さんにとってもワンちゃんにとってもかなり難しいようです。

そこでこんな工夫をしてみてはどうでしょう?

おやつを細かくするのです。ビスケットなどは砕き、ジャーキーは5㎜~1㎝角に切ります。それを1個ずつ与えます。1日5個まで、という風に数を決めておくとよいでしょう。こうすることで摂取カロリーを最小限にすることができますし、おやつを与える方ももらう方もストレスになりにくいのです。

  これでも痩せない子や①③④にあてはまる子、ネコちゃんの場合は食事をカロリーの低いものに切り替える必要があります。

  肥満はあらゆる病気の引き金になります。

例えば心臓疾患、関節・脊椎の病気、糖尿病、皮膚病などどれもやっかいな病気ばかりです。愛する家族がそんな病気でつらい思いをするのは嫌ですよね。今日さっそく腰のくびれがあるかどうかチェックしてみてくださいね(真上から背中を見るとわかりやすいです)。無ければダイエットの必要があるかもしれません。がんばってくびれをゲットしましょう!私も欲しいです…。

夏本番!熱中症にご注意ください。  ⁄2007年08月01日

熱中症に注意

  いよいよ夏本番ですね!愛犬と山や川や海に行く機会のある飼主さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか?そこで皆さまに注意していただきたい病気『熱中症』についてお話します。

  犬や猫は人間に比べて汗腺の発達が悪いため、体温調節は体を直接冷たいものに接することや、呼気による気化熱に頼るしかありません。そのため犬や猫は梅雨時期から夏場にかけて『熱中症』を発症する確立が高いのです。

  原因として多いものは、高温多湿の閉切った部屋に放置したり、長時間直射日光にあたったりすることで発症します。特に閉切った車内ではわずか数分で発症することもあります。扇風機は汗腺が少ないので効果はありません。また、以下のケースでは特に発症リスクが高く注意が必要です。

☆ 鼻の短い種類の犬(パグやチワワ、フレンチブルなど)
     ・・・熱い外気を吸い込んだ時に鼻腔で十分冷却できず、熱いまま取り込みやすいため
☆ 肥満の動物・・・体脂肪により熱放散効率が低いため
☆ 過去に熱中症を経験した動物・・・体温調節状況が乱れているため
☆ 幼若や高齢の動物・・・暑熱に対する抵抗力が減少しているため

  初期症状として発熱・パンティング・よだれ、さらに症状が進行するとふらつき・失神・虚脱などが見られます。
  対処として軽い症状で食欲があるようであれば水分補給を行い、涼しい所で熱が下がるまで安静にします。症状が重度であれば、応急処置として水をかけたり、氷を脇や内股に当てたりして冷やしながら来院して下さい。特に41℃を超える発熱があった場合、一見改善したように見えても後から血管内に多数の血栓ができてしまう「播種性血管内凝固症候群」という病気になり、急変することもありますので十分な注意が必要です。

以上のことを、注意しながら愛犬と楽しい夏休みをお過ごしください。私も夏休みが欲しいなぁ・・・ 飯島でした。

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