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今月のコラム

小型犬の骨折に気をつけてください。

0902.jpg みなさん、こんにちは。獣医師の杉山です。
この季節は富士山がとてもきれいですね。中里病院の近くの田んぼでは休日ともなると大勢のアマチュアカメラマンが三脚を立てて「田園風景に日本一の富士山と新幹線」というアングルでシャッターチャンスを狙っておられます。
私たちは毎日見る風景なのですが、それでも富士山はありがたいものなのですね。

さて、お仕事のお話に移りますがこの時期は来院件数も少なく、比較的穏やかな日々が続いています。
しかし、季節に関係なく起こるアクシデントといいますと小型犬の骨折でしょうか?
特に前足の骨折がここ数年多いように思われます。骨折部位のほとんどが手首の関節の1~2cm手前です。
この部位の骨折の多い犬種はトイプードル、パピヨン、ポメラニアン、イタリアングレーハウンドでしょうか。ベットや椅子から飛び降りただけで簡単に骨折することがあります。
これらの犬種は体重も軽いのですが骨も細く、ピョンピョン跳ねたり飛び降りたりするのが得意な犬種です。きっと自分の運動神経を過信するのでしょうね。

治療はヒビが入った程度であればギブス固定で治すことができるのですが、骨がズレてしまっていると手術が必要になります。また、厄介なことにこの部位の手術は難易度が高く、たとえ上手く固定できても構造的な問題やその性格から癒合不全を起こしやすいことが知られています。
当院でも他の部位の骨折に比べると治癒までに時間がかかるケースがあります。

ですからこのようなアクシデントに見舞われないよう、家具の上からの飛び降りを制限したり、床を滑らないように工夫したりするよう、飼育環境の整備をお願いします。

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