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今月のコラム

口蹄疫(こうていえき)について

みなさん、こんにちは。獣医師の杉山です。
5月は暑くなったり寒くなったりで、体調を壊される方が多かったようですが、お宅のワンちゃん、ネコちゃんは大丈夫でしたか?
6月は意外に思われるかも知れませんが、涼しいからと油断して車内での熱中症が多く発生する時期ですので、くれぐれもご注意ください。
さて、今回は腸閉塞の続編を書こうかと思いましたが、宮崎県で深刻な問題となっている「口蹄疫」について述べることにします。その前に、この病気は犬や猫には発生しませんのでご安心ください。感染して致命的な状況になる動物は、偶蹄類といってヒズメが二つに分かれている動物(牛・豚・山羊・猪など)です。病気の名前のとおり、口やヒズメの周囲に水泡ができて、とても痛がり、食べることも歩くこともできなくなり、死亡率の高い病気です。伝播力が大変強く、ウイルスが風に乗って何十キロも移動したとの報告もあり、畜産業に大きな損失を及ぼすために獣医学的にも最も重大な病気です。当院は富士獣医師会開業部会に所属していますが、富士宮の朝霧高原にて牛や豚の診療に携る先生もおられますので、今後の動向を危惧しています。先日開業部会と当院から一日も早い終息を願いつつ、宮崎県に義援金を送りました。今回の口蹄疫発生は、食肉に関してとても係わりの深い問題ですので、是非関心を持っていただきたいと思います。

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