カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症
こんにちは。9月に入っても暑い日が続きますね。獣医師の石井です。先日テレビや新聞で「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症」という病気についての特集がありました。
この感染症の原因菌は犬や猫などの口腔内に常在する細菌です。犬や猫に咬まれたり、引っ掻かれたりすることで感染・発症します。
主な症状は発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛などです。重症化すると敗血症や髄膜炎などに陥る場合があります。免疫機能の低下した方や慢性疾患をお持ちの方に重症化する傾向があります。ヒトからヒトへの感染はありません。
予防法は一般的な動物由来感染症予防の対応と変わりありません。感染力はかなり弱いので、犬猫を触ったあとは手を洗う、口移しで食べ物を与えるなどの過度の触れ合いを避ければまず感染の心配は無いと思います。もしも強く咬まれたり引っ掻かれたりした場合は体調が悪化しないか注意し、医師の診察を受けることをお勧めします。早めに適切な治療を受ければ重症化することは殆どありません。
テレビで見るととても怖い病気のように思い、我が家の可愛いペットに愛情をかけられないのではと不安に思われるかもしれませんが、決してそうではありません。今まで通り可愛がってあげて下さい。逆にこのような病気を知っておくことで更にペットとの良い関係を築けるのではないかと思います。